大ヒットとなったmarantzDV9500の後継としてDV9600が発売されました。

外観はDV9500からほとんど変わっていないものの、iLINK、HDMI ver.1.1への対応とともに画質、音質も大きく進化しています。レコーダーで再生DVD再生も兼ねるケースが増えてきていますが、その画質、音質は再生専用機にはとうてい敵うものではありません。特にオーディオプレーヤーとしての実力はDV9500よりも更に向上しています。


マランツ
・DV9500からの主な変更点

外観は先代のDV9500から変化していないように見えますが、インシュレーターがプラスティックモールドからアルミ削り出しに変わっています。地味な変更点ですが、このあたりも音質向上に貢献していると思われます。いつもながら真面目な作りに好感が持てますね。

伝送系にはiLINKを新たに装備し、SACDマルチチャンネルの伝送にも対応しました。SR9600等のiLINK対応AVアンプとの組み合わせではiLINKケーブル1本で全ての音声を送ることができます。フロー制御にも対応していますので、マランツ、ソニー、パイオニアの対応機種であればジッターフリー伝送が行えます。また、HDMIはバージョン1.1に対応し、DVD-Audioマルチチャンネルまでの伝送を可能としました。

映像系はアンカーベイテクノロジーとの共同開発した10bitスケーラーを搭載し、信号処理、伝送までフル10bit処理を実現。更に480iから1080Pまでの出力を可能としました。今後増加してくるであろうフルHDモニターとの組み合わせでDVDを極限まで美しく再生することができます。また、HDMI出力の解像度はフロントパネルのボタンで変更できるようになり、使いやすさが向上しました。そして新開発のクロマエラーコンペンセーションにより、色差信号の垂直エッジ近辺に発生するクロマエラーの大幅な除去を実現しました。

オーディオ基盤はDV9500回路を元にブラッシュアップしました。配線の取回し、部品の配置にまでこだわり理想を徹底的に追求したレイアウトとなっています。カタログスペックには表れない部分ですが、音質の向上に大きく貢献している部分です。カタログに謳われている主な変更点は映像系ですが、音質改善にもそれに匹敵する投資が行われていることが感じられます。



・ノーマルvsチューン仕様

店頭にてDV9500チューン仕様とDV9600チューン仕様の比較を行いましたが、一見しただけでも解像度が増し、遠近感がより感じられるようになりました。カタログの記載に違わず、クロマエラーも明らかに分かるレベルで改善されています。
チューン内容 電源部基盤追加+マスタークロックWチューンで、音質、画質ハイエンドクラス以上の内容になっております
再度セッティングを煮詰めて詳細リポートを掲載予定!チューン仕様は常時店頭にて視聴可能ですので是非CD、DVDをお持ち下さい。


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