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チューンについて |
オーディオマニアには音が変化すること、演出過剰になることを『音が良くなった』と誤解されている方が数多くいらっしゃいます。メーカーや販売店、オーディオ誌も同様で、癖(良く言えば個性)の強い音を出す製品が過剰に評価されてしまうという現実があります。 そういったマニアが喜ぶ所謂”オーディオ的”な音質とは決別し、演奏家や生演奏を楽しまれる本当の”音楽ファン”により良く、より自然にお聴きいただくためのスピーカーチューンです。 ![]() 市販スピーカーは色々な音源を再生してある程度再生出来るように調整されています。 ただその音源がくせものでその時のデモ用音源が綺麗に鳴るようにしているようです。 ですからどうしてもデモ音源以外の音源に対しては追試がされておりません。 その場合にはその会社がリファレンスとしているスピーカーと同じように鳴るようにしているようです。 大体のデモ音源はソロボーカルと独奏楽器のベース、ドラム、ピアノが多いですし、ソロヴァイオリンと伴奏ピアノのものも多いです。 ですから当然市販スピーカーは独奏楽器のソロやボーカルには強いのですが、 吹奏楽やオーケストラ・チェンバロ・ピアノのような複数の音が一度に鳴る音には 追随出来ず濁って聞こえにくくなっています。 それと少なからず色々な癖を持っています。 低音がダブついたり中音がカンカン言ったりツイーターが煩かったり等色々あります。 又、2ウェイ以上の場合は各スピーカーユニットの音の出方がバラバラに表現しています。 たとえばボーカルとドラム・ピアノと比較してベースもほぼ同じタイミングで演奏していますが、 市販スピーカーですとベースが遅れ気味に聞こえます。 又、吹奏楽の全員合奏の音が一体として聞こえません。 スピーカーチューンはまずインピーダンス補正によって電気的にスピーカーユニットの癖を摂り、ネットワークの定数を変更します。 そして独奏楽器の表現は勿論、吹奏楽のような複数の楽器が合奏したり、 ピアノやチェンバロのような同じく複数の音が一度に鳴る音を 分離させながら融和するように音の出るタイミングを合わせます。 方法 元々ムービングコイルスピーカーユニットはエンクロージャーに入れた状態でも低域共振とボイスコイルのリアクタンスにより周波数によってインピーダンスが異なります。これは低音用中域用高域用スピーカーユニットでも同じ事です。バスレフエンクロージャーの場合はウーファーユニットの低域共振が2個となり、見かけ上低域が伸びて音圧が稼げますがトランジェントが悪くなります。 ホーンユニットの場合はホーンの低域カットオフ周波数付近で大きなインピーダンス共振があり、かつ振動板の固有共振とボイスコイルのリアクタンスが絡んできます。そのため中域ホーンユニットの場合能率の高い迫力のある音がしますが、ホーンのカットオフに近い音が入ると違和感のある鼻を摘んだような音になり易いです。 当社のチューンはまず、スピーカーユニットのインピーダンスを測定して、補正回路を付加してなるべくインピーダンスを平坦化します。その後、平坦化したインピーダンスを基準にしてネットワークを再構築します。 内部配線やコイル、コンデンサー等は相当傷んでいる場合以外はなるべく使用します。そうしないと本来のそのスピーカーの持つ良いキャラクターをスポイルしてしまいます。特に内部配線はなるべくノーマルを使用します。音が良くなるであろうと内部配線をより高価な配線材料と交換する方がいらっしゃいますが、相当な技量の持ち主でないと良くも悪くも全く異なる音色になる可能性が高いです。 スピーカーチューニングの途中、良く聴いているチェンバロや、当方が録音した音源が判っているもの(チェンバロ、吹奏楽、ジャズ、雅楽等)を鳴らして各ユニットの音量や音色・クロスオーバーのバランスをとります。 チェンバロは大きい音は出ませんが、調整のしっかりした楽器ですと62鍵(5オクターブ超)の2段鍵盤の上のキイから下のキイまでなるべく同等の音色と音量で聞こえるかをチェックします。キイの位置により楽器の響き方が違いますのでこれもチェックします。これは楽器の調律と調整(チューニングとメンテナンス)と全く同じです。この辺は測定器だけでは出来ない処です。 効果 スピーカーユニットのインピーダンスを補正回路を付加して平坦化する事により、スピーカーユニットの起電力を補正回路が吸収します。 (よく逆起電力とおっしゃる方が多いですが、MJ無線と実験誌元編集長・中澤弘光さんより起電力であるとの御指摘があり、それ以降は起電力と評しています。)そのためネットワークやアンプにスピーカーユニットの起電力が注入するのが少なくなり混変調歪みが減少してスッキリした音になり、距離感や音離れが良くなります。 マルチウエイスピーカーではいかにもマルチウェイであるという感じの各ユニットがバラバラに聞こえるシステムが多いのですが、上記のチューン等によりフルレンジの様に一体化して聞こえる様になります。 スピーカーユニットにインピーダンス補正を行うとそのスピーカーの良さ?をスポイルするという方がいらっしゃいます。確かに音源やCDP・アンプのグレードが低い場合(笑)にハッキリした音よりフワッとした平面的な濁った音が良いと思われる方もいらっしゃいます。それはそれでも良いでしょう。 ところが音源等のグレードが向上してきますと表現の限界が見えてきます。 元々のクオリティの低いスピーカーユニット(必ずしも価格には比例しません)にしっかりとインピーダンス補正を行いますと元々のクオリティの低さが暴露しますし、(振動板やサスペンションの歪み、磁気回路の弱さ、高域のピーク等)リアクタンス歪みも利用計算して音作りをしてあるスピーカーもあります。(特にフルレンジスピーカーはコーン紙の分割振動とリアクタンス歪みを利用して高音を出しています)ソフトドームユニットは振動板の剛性不足が露呈してしまいます。 例として古くても元々のクオリティの高いアルテックA5や604−8G・604−8H、JBLのS8シリーズ(LE15A+375+075)や4343、B&WのM801やM802シリーズはしっかりインピーダンス補正をすると元々のクオリティの高い音がより歪みの少ない細やかなDレンジの広い素晴らしい音になります。 現代のクオリティの高いスピーカーは初めからある程度インピーダンス補正は施してありますし、(古くはテクニクスSB1000等、B&W Nシリーズ、Sシリーズや古くは日立のHS−400,HS-5000、HS10000等)はリアクタンス補正を初めから磁気回路に組み込んであります。 スピーカーは電力受動機器ですので電気用品安全法による電気用品ではありません Romanesque http://www.audio-romanesque.com/ スピーカーチューン http://www.audio-romanesque.com/sp01.htm B&Wチューン詳細 http://www.audio-romanesque.com/b&wsp.htm |