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SA11S3
メーカー希望小売価格



SA-7S1






Specifications
製品情報







メーカー希望小売価格
CD-7、SA-1以来、空席であったmarantzのSACD/CDプレーヤーの旗艦モデルが満を持しての登場です。

Nautilus800シリーズからリニューアルされた800シリーズの持てるパフォーマンスを引き出すために一新されたセパレートアンプ"SC-7S2"、"MA-9S2"と並行して開発が進められました。ディスクに記録された情報の全てをを過不足なく引き出すというプレーヤーの最も重要かつ最も困難な課題に正面から取り組み、それを成し得た稀有なプレーヤーです。

News/特別価格のお知らせ
アナログ回路用超高速定電圧電源をLR別に製作しました。
DACの基準電圧電源もLR別にして
左右信号のクロストークを無くしています。

クロックチューンは
PCMレシーバー「LC89058W−E」のPLL用マスタークロックを
高精度発振器に交換しています。
音質は木目が細かく電源回路の左右のクロストークが無いので
今まででは聞こえなかった遠近感のある音が聞こえます。
音質はノーマルSA7S1以上にアップの
電源+wクロックチューン仕様
SA11S3TWC¥499,000期間限定特価確認必要

マスタークロック+電源チューン仕様
ノーマル品販売価格    お問い合わせ下さい
192kHz/24bit 対応USB DAC にSACDドライブが付いた高性能USBDACになります。PCM音源は「LC89058W−E」というPCMレシーバー経由で「DSD1792」の24bitDAC1個にてアナログ信号になり、マランツ独自のディスクリートアナログ回路にて平衡出力となります。SACD信号はメカニズムのコントロール基板より
DACに入るようです。
Super Audio CD Player
marantzSA-11S3 定価504,000円

marantz SA11S3 TWCチューン仕様 店頭で試聴いただけます。
機会があればお聞きください 聴けばわかるほどの大きな違いです。

Tuning/チューン

他社のSACD/CDプレーヤーとは次元が違います!マスタークロック+電源チューンを施され、一体型にしてセパレート型を超越するパフォーマンスを備えた最高の一体型SACD/CDプレーヤーです。

Sa7S1Twcチューン仕様を常時展示してありますのでいつでも試聴可能です。 是非ご自身の愛聴盤をお持ち下さい。販売終了

First Impression/第一印象
外観・概要
marantzの高級機に共通するネジを露出させない構造により非常に美しく仕上げられた筐体です。アルミ無垢材の3ピースで構成され、緩やかなアールを持ったフロントパネル、同じく贅沢にアルミ無垢材が使用された側板、天板などフラッグシップを名乗るに相応しい精巧な造りとなっています。シャーシは3.2mm厚の2層(黒色塗装鋼板+銅メッキ鋼板)構造により十分な強度を確保し、不要な共振を排除しています。脚部は4点のインシュレーターで22kgを超える重量を支持。なんとこのインシュレーターは純銅のブロックから削り出されたものです。

トップカバーを外すとまず目に入るのが"SACDM-1"と大きく彫り込まれたメカモジュールです。"SA-11S1"、"SA-15S1"では共通のモジュールが使用されていましたが、"SA-7S1"には専用のメカモジュールが開発されました。最大で10mmの厚みを持つアルミ押し出し材で構成されたケースがメカ部をしっかりと支えて不要な振動を排除、信号読み取り精度が大きく向上しているとのことです。

トレイも樹脂からアルミダイキャストに変わりました。重量増に対応する為トレイを左右両側で支持するようになっています。トレイの動作にもう少し高級感があるとさらにいいですね。トレイの前面にはデザインのアクセントとなるブルースターがあしらわれています。往年のmarantzファンには馴染み深いものですね。このLEDはリモコンの"DISPLEY"ボタンを長押しすることで消灯できます。

サーボ、デコード基板部は、オーディオ専用に設計。ガラスエポキシ材の四層基板を採用しノイズ輻射を大幅に減少させ、オーディオ信号に対する悪影響を低減しています。

電源トランスには磁気放射を抑える為の銅メッキケースに収められた大型のトロイダルコアトランスが用いられています。商品企画部の説明によると70W程度のアンプが作れる程の容量があるそうです。デジタル部、アナログ部、その他ディスプレイ等それぞれに独立した捲き線を用いて相互干渉を排除、バイファイラ捲きで巻かれています。トランスの改良により素晴らしい音場感が実現できたとのこと。シャーシへは非磁性体であるアルミベースを介して固定され、磁性体の影響を低減しています。

アナログ回路とデジタル回路の完全分離というテーマに挑み、それを成し遂げたことも見逃せないポイントです。過去にはフォトカプラを使用して電気信号を光信号に変換して伝送することでアナログとデジタルを電気的に絶縁したCDプレーヤーはありました。しかし、フォトカプラはデータ転送が遅く、SACDの伝送速度には対応できません。フォトカプラの伝送速度は高速タイプのものでも25MBd(メガボー)で伝達遅延時間が40ns程です。"SA-7S1"ではGMR(巨大磁気抵抗)技術を使ったデジタルアイソレーターというデバイスが用いられています。NVE社のIL715というICがそれですが、電気信号を磁気信号に変換してデータを伝送、再度電気信号に変換することでデジタル、アナログのパートを電気的に絶縁することが可能となります。伝送速度は100MBd×4チャンネルで伝達遅延時間が10nsという非常に高速なデバイスです。これは1つが\1,000以上もする非常に高価なICですが"SA-7S1"には贅沢にも3つも使用されており、SACDのデータ量にも余裕を持って対応できています。デジタル部、アナログ部の互いの干渉を排除することができれば筐体をセパレートする必要はなくなります。むしろ回路が大型化するデメリットが気になりますね。

内部クロックは5ppm以下の誤差最小のクリスタルを使用しています。また、SACDでは全ての回路が単一の周波数で動作しているわけではなく、数種類の周波数を必要とします。元のクロックから必要な周波数を生成するのがPLL(Phase Locked Loop)ですが、この精度が非常に重要です。ここで手抜きをするとクリスタルがどんなに優秀でも意味がありません。外部クロック入力も備えており、44.1kHz、88.2kHz、176.4kHzの3種類の子ロックの供給を受けることができます。データ的には内部クロックが最も優秀ですが、クロックジェネレータを接続して音の変化を楽しむことができます。

D/AコンバーターにはNPC社製のDSD、PCM両信号に対応した高性能D/AコンバーターSM5866ASを採用しています。SA-11S1の紹介でも書きましたが、CDのデジタルフィルター、電流/電圧変換回路が外付けでしかもモノラルという手間のかかる、しかしながら自由度の高い設計が行える最高のICです。一般的なDACはデジタルフィルター、I/V変換回路まで一つのチップにパッケージングされており、設計は簡単ですがDAC固有のの色がどうしても製品の音に強く出てしまいます。最高のDACを用いて最高の音質を求めるmarantz技術陣の気合の入りようがうかがえます。DACからの出力がバランス出力で以降のアナログ段もすべてバランス構成となっています。当然OPアンプは不使用。marntzお得意のHADM、HDAM SA2を使用したフルディスクリート構成です。非常にコストのかかった回路であり、他社のハイエンド機以上の内容です。基盤のパターンも美しく、配線の交差もありません。設計段階からよく考え、最適化された引き回しですね。デジタル出力部には銅メッキカバーが付けられており外来ノイズ対策も万全です。出力端子には真鍮削り出しに金メッキを施した高級品を使用。端子の間隔も十分です。バランス、アンバランス出力のグレードは同等なのでどちらで接続しても構いませんが、同時に接続すると音が悪くなるので同時接続は避けてください。

CD7譲りのデジタルフィルター切り替え、DCフィルターのON/OFF、ノイズシェーパーのON/OFFなどSA-11S1で備えていた機能も引き継がれています。新機能といてはアナログ音声位相反転機能があります。2番Hot、3番Hotの切り替えが可能で、アンバランス出力時の位相も反転されます。デジタル信号の段階で反転処理を行うので音質に対するデメリットはありません。

音質
音質は重厚感と情報量の多さが印象的です。音像、音場のどちらかに偏るタイプではなく空間と楽器の調和が見事です。セパレーションの高さとS/Nの良さからくるものと思われますが、ディテールの見通し、スピーカーの外側への音場の広がりと奥行きなどはA社、E社、D社のどの製品でも感じたことのない感覚です。『カンターテ・ドミノ』では空間の広さだけではなく上方への広がり、天井の高さまでもが見えるような感覚を抱きました。『SA-11S1のチューン仕様との比較では同一の方向性を感じました。流石"7"のモデルナンバーを与えられたフラッグシップ機だけあって繊細さと力感が高次元でバランスしています。これを聴いてしまうと他社のプレーヤーが全て歪っぽくディテールがつぶれて聴こえてしまいます。他社のものでも高級機なんだから音が良いはずだと思っている方は是非実際に試聴なさって下さい。ノーマルでもその違いに驚かれることでしょう。チューン仕様ではさらに磨きをかけて究極とも言うべきCD/SACDの再生を体感頂きたいと思います。

Impression/お客様の評価
ゴトウさんでチューンしてもらったSA-11S1は他社の高級機と比較してもより自然で癖のない音で価格以上の性能に満足していました。SA-7S1が出るというニュースを聞きつけて気にはなっていたものの買い換えるまではいかないだろうと思っていました。

それでも一応聴くだけ聴いてみようと思ってゴトウさんにお邪魔した次第です。試聴室の正面のラックに据えられたSA-7S1は写真で見た印象よりも上品でおとなしいデザインで、マランツらしくゆったりとした音質なんだろうと想像していました。しかし音を出してもらった瞬間にその印象は大きく覆されました。これまでのマランツのプレーヤーにはなかった圧倒的なエネルギー感と濃厚さです。それでいて歪っぽさはなく、どんどんボリュームを上げたくなります。マランツ以外のプレーヤーも色々試聴はしてきましたが、どれも音楽がデフォルメされたように聴こえ、音楽ではなくプレーヤーの音を聴かされている感じがして好きになれませんでした。だからこれまでSA-11S1を使い続けてきたわけですが、SA-7S1ははっきり言って格が違いました。これだけ明確な差があると買い換えを迷う必要もなく、即決できてしまいました。

まだ1ヶ月程度ですがエージングも進み自宅のシステムにも徐々に馴染んできたようです。お店で聴いた音に較べるとまだ幾分線が細い感じがしますが、ほぼ狙ったとおりの音で鳴っています。もう一月、二月経てばさらにエージングも進むことでしょう。


Technical Specifications/仕様
    スーパーオーディオCD CD
チャンネル 2チャンネル
再生周波数範囲 2Hz-100kHz 2Hz-20kHz
周波数特性 2Hz-50kHz(-3dB) 2Hz-20kHz
ダイナミックレンジ 114dB(フィルター3) 100dB以上(フィルター1)
高調波歪率(1kHz) 0.0009%(フィルター3) 0.0020%(フィルター1)
ワウフラッター 水晶精度
アナログ音声出力 アンバランス 2.5V(フィルター3) 2.3V(フィルター1)
バランス 5.1V(フィルター3) 4.6V(フィルター1)
デジタル音声出力 ピンジャック --- 0.5Vp-p(75Ω)
角型光コネクター
(光出力)
--- -19dB
クロック
入力端子
対応クロック周波数 44.1kHz、88.2kHz、176.4kHz
BNC端子 1V - 5Vp-p(75Ω)
光学読み取り方式 レーザー AlGaAs
波長 650nm 780nm
信号方式 1ビットDSD 16ビット・リニアPCM
サンプリング周波数 2.8224MHz 44.1kHz
電源電圧 AC100V、50/60Hz
消費電力 26W
付属品   システムリモコン、電源コード×1
アナログ接続コード×1組
最大外形寸法 459mm
高さ 136mm
奥行き 425.5mm
質量 22.3kg