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2007秋
新製品発表会レポート

@marantz恵比寿ショールーム

新製品発表会レポートB&W編

去る8月23日(木)に東京都渋谷区の恵比寿駅近くにあるマランツのショールームにて9月以降リリースされるB&Wとマランツの製品を一同に集めた新製品発表会が行われました。そこで発表された製品をレポートします。

marantz編
マランツではSA-11S1の後継機"SA-11S2"と同シリーズのセパレートアンプ"SC-11S1"、"SM-11S1"が発表されました。SA-11S2は9月、セパレートは10月の発売です。

SA-11S2は上の写真の通りSA-7S1と同じメカエンジン"SA-CDM1"を搭載しています。その他の回路構成もSA-7S1とほぼ同一であり、SA-11S1との共通性はほとんどありません。SA-7S1と異なる点は、電源トランスが若干小型、デジタルセパレーター"GMR"非搭載、筐体の3点です。この内容で45万円の定価ですからお買い得感は高いですね。展示が入ったら改めて音質のレポートをしたいと思います。

SC-11S2もSC-7S1と同様に全入力独立のインプットバッファー、リニアコントロールボリュームなど豪華な仕様です。SC-7S1にないヘッドフォンアンプ、フォノアンプを搭載しており、いずれもマランツのエンジニアが音質に相当な自信を持っているようですから期待できますね。

SM-11S1はMA-9S2をコンパクト化してステレオにしたようなパワーアンプ。大きな電源トランス、ヒートシンクが目を引きますが、ステレオパワーアンプとしては理想的な内部レイアウトにより、LRチャンネル間の相互干渉、質のばらつきを徹底的に低減できたとのこと。パフォーマンスを追求すればモノーラルになることは必然ですが、使いやすさ、設置スペースを考えるとこういった選択肢が増えることは歓迎できますね。価格もプリ、パワーのペアで100万円となり、SC-7S1、MA-9S1×2の210万円の半分以下ですからかなり身近になったと言えるのではないでしょうか。SA-11S1に合わせるセパレートアンプで困っていた人には朗報ですね。

エントリークラスの新製品、"CD6002"も初披露。ブラックモデルが展示されていました。また、"PM6001"にもブラックモデルが追加されました(シルバーは生産完了)。685や686にはブラックの組み合わせが精悍な印象でカッコいいと思いますがいかがでしょう。CD6002の内部も見られる状態でしたが、このクラスの製品だと筐体だけ立派で中身はスカスカといった製品も珍しくはありませんが、非常に力の入った内容です。機会があれば他社の製品と見比べてみるといいでしょう。入門機としてはCD5001でも悪くはないですが、CD再生にこだわりたい方はCD6002を選びたいですね。